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ひき肉いです!

今回は、玄関引戸の調整依頼が転じて、本体丸ごと取替となった事例のご紹介です。

 ”玄関引戸がキイキイ音がして調子が悪く、鍵も掛かりにくくなったから見に来て欲しい” そんなエマージェンシーコールを頂いたのは、昨年11月17日の11時55分、世間一般で云うところの お昼時 で、フライング気味のかたであれば既に飲食店に入り注文を済ませ、割箸を準備しながらお茶の入った湯呑を口にしつつ、目の前のテーブルに提供されるランチを首を長くして待っている頃でした🦒
 この12時前の時間帯は、私も担当させて頂いている積算・受発注・売上管理業務を一手に担うLIXILさんのCRASFLオペレーターにとって、時には魔の刻に変わります。発注業務においてはお昼12時を境にその前後で発注日が一日変わってしまうからです。当然 ”急いでいたので間違えました” などという言い訳は、口答えにしかならないので、オペレーター各員の顔には余裕のかけらも見られず、新築一棟分の発注ともなれば、テンパりまくりの心境です。心優しき営業課の皆様におかれましては、2024年の発注業務、心穏やかな入力をさせて頂けますよう、オペレーターを代表してお願い申し上げます。
 ”オイオイ、そんなことまで書いちまっていいのか?それなりの覚悟はできてるんだろうなぁ!” NonNon 心配には及びませんヨ 江戸Boyさん ジェントルマンの皆様方は ちゃ~んと おサッシ して下さってますから❣

 こちらのお宅には以前からお世話になっておりまして、過去の履歴を調べたところ、二年前の2021年、偶然にも同じ11月17日に同様の調整依頼のお電話を頂いておりました。流石にお電話を頂いた時間まではデータに残していないのですが、同じ女性社員が電話応対をしていました。調整対応も今回同様、同じ営業担当者が即日に済ませたという点まで酷似していて、何か運命感じちゃう事例の幕開けとなりました。
 担当者の話によると、玄関引戸の調整はこの二回にとどまらず、何度も調整のために足を運んでいたようです。ご依頼のお電話を頂く度に訪問し、調整を済ませると、 ”いつも良くして貰っている” と、大変喜ばれていたそうです。
 玄関の不具合は外出に支障をきたすので、即対の優先度が高く、スケジュールに割り込ませてスクランブル訪問に至る事例です。ですから、本体や部品の疲弊度や構造躯体の健全度、製品の製造年数などを総合的にみた上で、部品交換に留めるべきか、本体丸ごと取替を勧めるべきかを十分考慮し、判断した内容で提案させて頂きます。勿論予算あっての事ですので、毎回甘受して頂ける訳ではないのですが、少なくとも現在置かれている状況だけはご理解して頂ける様に努めています。その場しのぎの調整や部品交換では時間稼ぎにしかならず、不具合事象再発時にご不便な思いをされるのは、お客様ご本人なので...。
 こちらのお宅でも調整の度に提案させて頂いてきたのですが、残念なことに取替には至りませんでした。
 玄関引戸の場合、一般家庭においても居住者全員が使用するので、開閉頻度は高く、屋外に面して設置されているので天日にさらされ雨風に打たれるなど過酷な労働条件の下、不平不満を口にすることなく、長年じっと働きづくめです。
 こちらのお客様は地元で世話役を務められていらっしゃるので、家族以外のさらに多くの方が出入りされる為、労働条件は過酷さを増します。

 弊社にお電話を頂いた際以外にも、玄関引戸は悲鳴を上げていたようです。そんな時、地場の集まりの訪問客の中に ”我 腕に自信アリ” 的な方がいらしっやったそうで、 ”私がみてあげよう” と自ら手を挙げられて調整されたそうで、また調子が悪くなって残念、と、有難いエピソードとして披露されていました。
 でも、実際に調整具合をよく見てみると、(お客様にはお伝えしませんでしたが)好ましい調整とは言い難いものでした。伊達にマド専門店と称している訳ではありません。豊富な知識・豊かな経験・確かな技術あってこそのマド専門店、マドのことは、マド専門店にご用命下さい。チョットかじった程度の知識や技術で手を加えたが故に、短命に終わってしまう事だってありますので。
 今回も即日調整を済ませましたが、これまでとは異なり、お客様にはこの調整により急場はしのぐことが出来るが長続きはしない旨を、時間をかけて詳しく説明した上で、本体丸ごと取替をお勧めしました。
 少しお時間を頂き、見積書と共にLIXILさんのかんたん合成アプリを使って取替後のイメージを確認して頂きました。納まり的にハツリを伴う取替工事は好ましくないので、リシェント玄関引戸一択です。ランマを無くして開口髙目一杯の障子にして、解き放たれた玄関に生まれ変わります。縦通しのデザインはどっしり
とした安定感と、縦に長く伸びた格子からスマートさが感じられて、取替前の玄関とはガラッと変わりました。

 当初は12月18~20日頃に工事を予定していたのですが、天候が思わしくなく、お客様も体調を崩されてしまったので、日延べする事になりました。年末の為スケジュールの調整が大変でしたが、気持ちeキャンペーンに応募して頂き、気持ちeグッズを手にして頂く為に、12月28日取替工事を行ない、無事1Dayリフォームを完遂することが出来ました。
 残念なことにビフォーアフターの二枚の写真しか撮影されていなかった為、年末の多忙な中、担当者に施工後の写真撮影を懇願しました。忙しい予定の合間を縫って訪問したところ、既にご来客があったようで、見た目は勿論のこと使い勝手が良くなった玄関引戸にとても満足されていたそうです。
 今回もまた、大変お世話になりました。新しくなった玄関引戸、長く愛してあげて下さい。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

縁は異なもの インプラス

今回は、ご縁により設置に至った内窓工事をご紹介します。

1月2日17時にこの施工事例製作を開始してから既に二時間半が経過したというのに、未だに本文すら終わっていません。

 原因の一つ目は、昨日にさかのぼります。来福していた兄を板付(福岡空港)まで送り届け、その足で叔母の待つ中間まで足を延ばし、元旦の夜は募る話で盛り上がりました。習慣とは恐ろしいもので、正月二日目・目覚ましをかけることなく朝四時に目が覚め、洗面を済ませて帰路につきました。当然車は少なく、経路の太い宰府に五時過ぎに差し掛かり、天満宮に立ち寄ることにしました。未だ早い時間なので参拝客も少なく、お賽銭に見合わない過分なお願い事を済ませると、直ちに御守購入へ。可愛い姪が今年高校受験で、連日深夜遅くまで頑張っていると聞き、力になることはできないので、せめて道真公のお力にでもすがろうなどと、学業成就の御守を手にしました。眠い目をこすりつつ帰宅したのは朝七時、本年初の洗濯・掃除を済ませ、年末こなせなかった家事を減らしているうちに、いつの間にやら17時。睡魔と闘いながら製作を開始しました。
 製作はいつも写真物色から始めます。この時にその回の事例で何処を伝えるか、どういう構成の文章にするか、メイン・施工前①②③・施工後①②③・お客様の声の計八枚の写真にどれを使うか、この他写真においては建ち・陸の修正や、トリミング、マスキングやモザイク処理、特にアピールしたいところには画像アプリで文字や図形を入れたりとやる事テンコ盛りです。また、〇△工事などのストレートなタイトルでは内容の薄さをカバー出来ないので、せめて と タイトルには内角低めのスライダー的な変化球を多投しています。そのせいか、最近寝ている時にインプラスやリシェントが出てくる始末。これって労災おりますか❓
 二つ目は今回写真が23枚もあって、どの写真がどの窓の前か後かなどの整理業務という徒労も加算されて、気付けば20時になっちゃいました。
 そりゃあ テメェの日頃の行いが悪いからバチが当たったんだ。ざまぁみやがれ‼ 心無いお言葉 有難う御座います 江戸Boy 疲弊しきっているので そこんとこぁ一つ おサッシ 下さい。
 ということで、タイトルの縁は姪のことだと思われている方もいらっしゃるでしょうが、本当の縁について後述させて頂きます。
 こちらのお宅の内窓設置工事、実は御親戚の方からのお勧めによるものでした。昨年11月6日にガレージの施工事例をご紹介しました。LIXILさんの製品ではないので、くれぐれもオフレコでとお願いしておりましたが、そのガレージの依頼主が今回のお客様のご親戚にあたるというご縁でした。ガレージ工事の際に補助金を活用した内窓設置をお勧めしたのですが、そちらのお宅は築年数が浅く、既に複層ガラスが入っているので飛躍的な効果とまでは言えず、また、熱割れ等の懸念もありました。話の中で、それならばと、近所に住まわれている今回のお客様宅こそドンピシャのお家と伺い、軽く説明して頂いた上でアポをとり、早速ご提案にお邪魔しました。

 こちらのお宅は築50年以上も経っていて、当然昔の建物ですから断熱性も低く、既設のサッシの気密性も 推して知るべし でした。
 当然エアコン頼みの暮らしとなり、近くにお住まい故に親戚の方がご帰宅時にこのお宅の前通られる際、エアコンの室外機が全力疾走していて、足元に冷気が当たり身震いされていたそうです。このシチュエーションであれば、インプラスを取付ければ持てる力を十二分に発揮する事、疑う余地なしの Sure thing 
です。
 工事においてはクレセントの取替や入替を行なったり、電気配線やエアコンの冷媒管やドレンなどのホースの移設、巾木の部分撤去、見込不足を補うために予めオイルステインを塗って搬入した木製見切縁の取付及び既設のカーテンレールなどの一時撤去及び復旧など、内窓本体の設置以外にも盛り沢山の工事内容となりました。本体設置以外の工事は、こうやって入力する文字からは読み取れないほどに手間掛かるのですが、見積上に金額として計上すると、その金額に目が行きがちになるので、なかなか当たり前の額を計上しづらいのですが、本当はとっても大変だという事だけでも記憶にとどめて頂けると幸いです。

 工事は無事一日で終わり、気持ちeキャンペーンのアンケート回収などもあり、後日営業と業務担当者が各々伺ったのですが、その際にお客様は大変喜ばれていらしたそうです。
 また、近くにお住いのご親戚の方からも、近くを通る際にエアコンの室外機から冷気が出ていないので、エアコンを間欠運転しているのではないか、という話もお伺いしました。
 そして、ご縁はさらにとどまることなく次のご縁へと結ばれ、2023年の補助金には間に合わなかったけど、決定している次年度の補助金活用での工事をお願いしたい、というお話を既に頂いております。
 有難うございます。今回も大変お世話になりました。そして、次のお話の際にも何卒宜しくお願い致します。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

🎻 玄関にリシェント 外窓にリプラス 木くず何処に行った ホコリが舞うこともなく

今回は弊社看板娘のナイスアシストでゴールゲットとなったお話です。

 師走を間近に控えた11月29日水曜日、そのお客様はご来店されました。
 んっ?今日はとっぱちからヤケにシリアスタッチじゃねぇか!サスペンスでも始めようってか❓ お~っと、最近マメに出勤されてますが皆勤賞でも狙ってますか 江戸Boy? ”何をおっしゃいますやら、お代官様もお人が悪い” ”みなまで申すな その位 サッシ ておる” 以上をもちまして、本日の寸劇を終了させて頂きます。ご清聴、誠に有難う御座いました。
 お客様は玄関引戸の錠を携え、夫婦で仲睦まじく弊社に足を運んで頂きました。あいにく営業担当者が出払っていたので、経理課リーダーの看板娘が速やかに対応に乗り出します。
 当初のご用向きは持参された錠の取替でした。部品交換に留めるべきかの吟味が必要となる為、この後詳しくお話を伺ってみました。

 現在のお住まいを建てられてから23年ほど経っておられるそうで、近年では建ちの狂いからか、二枚の玄関引戸の框が重なった召合わせ部分に付いている錠は使えなくなってしまい、引手側に付いている戸先錠で代替されていたそうです。ところが頼みの綱の戸先錠も掛かりが悪くなってしまったので、代替部品に取替えたいというご要望でした。
 部品をご持参して頂いたので、時間をかければ代替できる部品があるかを調べることは可能です。ただ、召合わせ錠・戸先錠共に使えなくなるというと、現地で現状を確認した上で、部品交換に留めて良いか判断しなければなりません。
 お客様にその旨をご説明した上で、本体丸ごとの取替について尋ねてみました。応接ゾーンに置いてあるカタログ中からリシェントの冊子を手に取り、現在主流となっているカバー工法のメリットを、身振り手振りを交えながら伝えたところ、興味を示されました。カタログのページをめくりながら製品をザッピングされ、既設に似たデザインを発見されて、 ”これが良い” と、本体は既に決定です。
 店を出られる前には許容出来る予算まで伺うことが出来、これってもうボール半分くらいゴールに入っていて、後は足を添えるだけでしょう的な感じです。

 予算の関係もあり、今回は単板ガラス仕様となりましたが、デザインは既設と見間違う位ソックリで、写真でもズームインしてようやく判別出来るほどです。ご希望の予算内で納まり、発注業務を経て、月末工事となりました。
 工事直前は連日厳しい寒さが続いたのですが、お客様の日頃の行いもあって、工事当日は寒さも和らぎ、工事看板も震えずに済みました。TORIKAERU君が風邪でもひいてしまったら、LIXILさんに合わせる顔がありませんので。
 工事当日は、お客様宅に到着後ご挨拶を済ませて養生にかかろうとしたところ、ポーチ左手のポストが目に入ってきました。工事に支障がないようにお客様自ら外して頂いたとのことで、お心遣い感謝致します。
 カバー工法とはいえ今回はレール切断及び取外しの作業があるので、普段にも増して入念に養生を済ませてから工事にかかります。今回は顔出しNGとの申し出により、スーパーヒーロー”大工さん”には黄金の右手右足左指少々だけに留めました。
 取り外したレールの跡には、今日から障子を支えてくれるレールを敷設しますが、その下にはしっかりとモルタルと愛情を注入して、ニューフェースのレールさんをサポートさせます。
 1Dayリフォームの名の通り夕方には障子を建て込み、最後の調整を済ませました。冬は陽が落ちるのが早いので、枠周囲のコーキングは日を改めて伺う旨をお伝えして、お客様宅を後にしました。
 完工には至らなかったのですが、見た目は既に変わっていて、去り際に見たお客様の顔からは喜びがあふれ出ていました。

 工事当日のクリスマスから中一日おいた27日、枠周囲のコーキングを済ませ、これで本当の完工となりました。締切前なので当然 ”気持ちeキャンペーン” の応募をお勧めしたところ、二つ返事で気持ちよくアンケートに回答して頂きました。
 また、Web上で施工事例を紹介させて頂きたい旨をお伝えし、こちらも快諾して頂きました。こうやって、元旦一月一日の午前十時三分、パソコンを前にしてキーパンチしていられるのも、お客様のご厚意あってのことです。
 工事だけではなく、色々と大変お世話になりました。そして何よりご用命頂き、有難う御座いました。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。
 それにしても新旧似すぎ 一卵性双生児って感じです。

🎸取替え決めた貴方の前に 静かにスマホ渡し め~くる めくる ページの中で アナタは何を選ぶのだろう

フィナーレを飾るのは面格子付サッシです

 四回にわたってご紹介してきたこのお宅での施工事例、最後のタスキを受け取ったのは面格子付サッシです。
 取替対象となったのは、一階玄関ホールに面する一間間口で高さ700mm位の二枚建ち引違窓で、玄関入って正面に鎮座する下駄箱を横目に、ターンライトすると目に飛び込んでくる既設の窓は木製のガラス戸で、懐かしい雰囲気を醸し出していますが、悲しい事にドロボーさんに向かって おいでおいで と手招き状態です。
 流石にドロボーさんを招待して手厚く接待した後に、手土産まで持たせて買えそうなどという奇特な方もいらっしゃらないでしょう。ということで、こちらのマドについては、万全の防犯対策を施すことになりました。万全って、ホントにダイジョブなんだろな? 出たな難くせ江戸Boy(お江戸にお住まいの方へ、チョットした茶番ですので おサッシ 下さい。)大丈夫か心配な方も、そうでない方も、引続きご覧下さい。

 お~っと、本年初のお宝発見です。このお宝を発見したのは、業務課所属ながら弊社マド本舗施工事例専属の迷キャメラマンです。流石はシャッターチャンスを見逃さない千里眼で、レトロ感沸き出でるお宝を見つけてくれました。グッジョブです。
 木製ガラス戸の内外二枚の戸の縦框が重なる召合せ中央部分に、珍しい錠が付いています。これは引戸の多い日本独特の錠で、定かではないのですが、大正時代から引戸の戸締りに使われていたようです。正式には丸球捻締り錠と呼ぶそうで、何か名称にまでレトロ感がにじみ出ちゃっています。昭和30年代にアルミサッシが登場したことにより出番が減って、今では殆ど見掛けることがありません。
 下にぶら下がって爆睡中のネジを叩き起こして先端をつまみ、90度回して待ち受ける雌ネジを有した座に差し込み、ネジ山の分だけ回してようやく施錠完了。短気な方には不向きな錠となっています。昔は屋外に面した窓も木製だったので気密性が劣り、隙間風でも吹こうものならネジが揺れて音が生じるので、繊細な方にもお勧めできそうにありません。戸厚に合わせてネジ長が決まり、つまむ部分に製造会社の名前が明示されています。私の記憶が正しければ、真鍮製が主流だったと思います。
 しかしこんな所で再会できるとは💘。

 さて、虎視眈々と家宝を狙っているドロボーさんを、どんな窓に取替えてお引き取り願うかですが、今回は外:面格子・本体:サーモスL・内:安全合わせ複層ガラスでスクラムを組みました。面格子のデザインは縦型をチョイス、縦格子の隙間をかいくぐって忍び寄るお手てを、ずば抜けた耐貫通性を誇る安全合わせ複層ガラスで迎え撃ちます。それでも諦めずに侵入しようとする魔の手は、本体のクレセントと下桟に付いているサブロックで返り討ちにし、二度とこの家を狙うこがないよう完膚なきまでにぶちのめします。
 木製のガラス戸から面格子付アルミサッシへの取替工事も無事終了し一安心です。これで夜間でも、人影や物音に怯えることなく枕を高くして良質な睡眠をとり、快適な朝を迎えることが出来ます。

 以上、四回にわたってサッシ取替の施工事例をご紹介してきました。玄関のドアや雨戸付・シャッター付・面格子付と合計八ヶ所の取替工事が進んでいく中で、お客様の胸中に新たな ”ここも替えたい” が芽生えて、出来上がり近付くほどに思いが募り、ホールに鎮座する下駄箱やクロスの張替えなどもご一緒させて頂きました。
 一ヶ月超の長きにわたり大変お世話になりました。また何かありましたら、いつでもご連絡を下さい。担当者がすっ飛んでお伺い致します。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

🎼 フレッシュ フレッシュ フレッシュ ウチの扉をあけて 新しい戸に替えていって

本年一発目の玄関の事例をお披露目させて頂きます。勿体ないのでthumbnailは半身に留めます。

 年始早々 サムネを半身にして勿体付けやがって、いってぇどういうつもりでぃ⁉ とのっけからまた、 お江戸Boy のお出ましだァ~‼ ”お代官様、事が片付きましたら例の物を準備しておりますので、この場はひとつ おサッシ くだせぇ。” ”越後屋 悪よのう お前も” なんて悪ふざけはこの辺で。最近頻繁に顔を出してるようだけど、度が過ぎるようならウチの不動産部に賃料マシマシの要請しないと!(弊社不動産部も絶賛バリバリ営業中ですので、何卒ご用命を❕)
 以上三文芝居、演者はエクステリア事業部と不動産部のコラボでした。本題のウチの扉が開きます。
 このカバー工法のリシェント様には日頃から大変お世話になっておりまして、マド本舗弊社ページでご紹介させて頂いた施工事例も15回を超え、この後にもアパートリシェントドアを含めて三例が、 ”早う出さんかい!” と出待ちの状態です。こちらの事例も紹介数に比例して、私の白髪化に多大なる影響を及ぼしており、この場をお借りして ”第一回 日本迷惑大賞” でも授与したいところです。

 ようやく本題に入りますが、こちらのお宅でのお声掛けは、台風対策として前二例でご紹介しましたシャッター及び雨戸付サッシの取替工事でしたが、話を進めていくうちに、 ”ご一緒にポテトは如何ですか?” 的な感じで、玄関もメンバー入りを果たしました。新しくなった物の周囲はどうしても古さやイタみが眼についてしまうからです。今回は特に既設がランマ付で、側面からの写真でも見てとれますが、扉がランマに押し潰されているのでは、と感じる位に低く見えます。
 これは、無理強いとかゴリ押しといった類のものとは無縁で、何処かを刷新する場合、必ず旧態依然のものが浮いてしまう 中島みゆきさんの ”世情” を思わせるシチュエーションです。
 確かに、今日までの日本におけるスクラップ&ビルドは改めるべきで、以前から百年住宅などの名称で、新築時の安価な建立を排除し、経年に伴う定期的な改修や一定時期を経たリノベーションが推奨されてきましたが、推奨された道への足取りは重く、なかなか前に進みませんでした。
 しかし、2050年カーボンニュートラル達成に向けて、法規制が強まる今、速やかに施行を進める必要があります。家丸ごと全建替えではなく、悪くなった・古くなった部位を時世に沿った新しきものに代替していかなければなりません。ここでもまた、その適正な時期はいつなのかという大命題が残されます。

 少し難しい話に足を突っ込んで、泥沼にはまりかけましたが、取り替えて新しくなった物に隣接する古い物は当然見劣りがしますが、これを数年などという短スパンで繰り返すのは、スクラップ&ビルドと何ら変わりません。サッシなどというものは、そう頻繁に取り替える物ではないので、取替の時期が来たらせめて相応のグレードにすべきだと思います。勿論全てのオプションをなどというつもりはありません。ただ、本体価格に比べればガラスのスペックによる価格差はそれ程大きくはないので、せめて単板ガラスではなく複層ガラス、出来ればLow-Eガラス、欲を言えばアルゴンガス入りで取替えて頂ければ...と。
 弊社の地方における玄関の場合は、Low-Eガラスやアルゴンガス入りの高断熱や断熱仕様K2を選ばれることは稀で、一般複層ガラスの断熱仕様K4が大半を占めています。それでも取替後にお話しを伺うと、”玄関に近付くとヒヤッとするイメージが定着していたが全然違う” と、玄関を新しくされた皆さんが環境が改善された事を口にされます。余談ではありますが、ウチの玄関や脱衣場・トイレ付近でおかんが走っているのをよく見かけます。悪寒が走っているのでしょうか❓

 取替工事は1Dayリフォームの名を汚すことなく無事一日で終了しました。残念な事に、上部庇撤去跡の補修工事が未完の為、お見苦しい写真となっておりますが、断熱や防犯などの効果は当夜から体感して頂けて、とてもご満足されていました。勿論、お客様自らセレクトされた本体のフォルムや色にもご納得頂けています。
 一つ良くなると周りがまた気になって...事例はネバーエンディングストーリー。
 それではまた、このお宅の別の事例案内でお会いしましょう。