記事一覧

内窓と補助金とビスキャップ 次はお風呂?

2月施工させて頂いたインプラスの追加工事のご紹介です。

 こちらのお宅については、2月26日にインプラスを二箇所設置した施工事例を投稿させて頂いております。未だ読まれていない方は、是非覗いてみて下さい。 
 前回の事例ではお伝えしていなかったのですが、2月にご紹介した居間と西窓の二箇所以外にも、インプラスの設置を検討されていたお部屋がありました。もう一箇所は、二階に位置するお子様の部屋のベランダに面した引違窓でした。先に付ける二箇所の効果を確認した上で、検討される事になっていました。

 設置後そう日にちが経たないうちに、もう一箇所付けたい というご意向を確認しました。しかし、ご希望の窓に対する補助金について精査してみると、窓リノベ24・内窓設置・Aグレード・Mサイズの場合の補助額は46,000円です。申請下限額は50,000円なので、この一窓だけでは申請出来ません。二月に設置済みの内窓二箇所の補助合計額は75,000円なので、申請下限をクリアしています。そこで、合計三箇所一緒に申請する事にしました。
 それにしても、未だ申請の受付開始前なので助かりました。これが受付開始後で申請を済ませてしまっていた場合は、煩雑な手続きを避けられないところでした。
 受付開始後直ちに補助金が枯渇する事も無いでしょうから、申請受付開始後の序盤戦は慎重な動きが必要かもしれません。追加の可能性のあるお客様については、申請下限額の五万円について詳しく説明した方が良いでしょう。追加分だけで下限額をクリア出来るのであれば問題ありません。ですが、下限額に満たない場合は、追加されるかご意向が固まるまでは申請を待つ選択も必要かもしれません。
 勿論、申請額が補助予定総額に近くなっていれば、先行工事分については申請を急ぐべきでしょう。但し、後の工事分については申請対象とならなくなる点について、ゆっくりと時間を掛けて丁寧にご説明する事が必要です。

 2月20日に発注を済ませ、3月6日にはもう入荷しました。休みも含めて実質二週間強で入荷です。申請の受付開始前なので、未だ所要納期は比較的短くて済みます。但し申請受付開始後は昨年同様、所要納期は天文学的な数値となるでしょう。補助金が未だ手付かず、且つ製品が安定的に短納期で入荷する現在、じっくりと補助金活用を検討されては如何でしょうか?ご不明な点等御座いましたら、是非弊社までご連絡下さい。補助金活用のご案内から申請のお手伝いまで、真摯にサポートさせて頂きます。
 3月9日、いよいよお子様のお部屋の窓へのインプラス設置です。今回はベランダに面したサッシです。2月に設置した二窓よりもサイズが大きいので、断熱効果や気密性UP,遮音効果や結露軽減、防犯性が高まり紫外線もカット、その上省エネによりエアコン稼働に伴う電気代削減効果 において、より大きな効果が期待できます。
 今回はチリを小さ目にとっているので、掃出しアタッチメントを付けた部分は気持ちばかりのチリ寸法となっています。
 インプラス設置と共に、玄関引戸のビスキャップも取付けています。一部無くなっていたり、一部はやせ細っていました。ビス頭を隠して意匠性を向上させるだけでなく、雨水の侵入防止の役割も兼務しています。細かい所ではありますが、お客様の深い感情を感じずにはいられません。
 工事は何事もなく、一時間ほどで終了です。

 三日前に工事が終わったばかりなのに、本日わざわざお支払いの為、弊社まで足を運んで頂きました。インプラスに関しては、とてもご満足頂けているようです。
 前回ご来社された際に伺っていた気にされているお風呂については、現在家族で会議を継続中との事です。ゆっくりとお時間を掛けて頂き、ご家族で仲良くお話を進めて頂きたいものです。
 今回も大変お世話になりました。お風呂のご用命お待ちしております。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

吾輩は窓である。内にはマド無い。 という方の補助金を活用したインプラス設置をサポートします❣

とにかく寒さをしのぎたい という思いが、内窓設置につながりました。

 こちらのお客様は、二月初めにある取引先からご紹介して頂きました。取引先の奥様の友人ということです。これは、粗相など許されませぬ、気を引き締めてかからねば!と、奮い立つ思いでお客様とのファーストコンタクトに挑みました。
 お客様との会話から、補助金について既知であり、ご自分で色々と調べられていると察しました。相談に際しては、既に拠出可能な予算も組んでおいででした。
 先ずはインプラス設置を希望される対象の窓を伺い、現調・採寸の後、見積書と申請出来るであろう補助金試算額の作成です。

 さて、設置希望対象の窓はというと、浴室・脱衣所の間口一間高さ三尺の引違窓各一箇所、和室と寝室の間口一間の掃出し各一箇所と出窓二箇所の計六箇所でした。プレゼンにより、窓リノベ24という補助金の魅力は十分に伝わりました。が、予め組まれた予算もあるので出窓二箇所は見送って、今回設置するインプラスの効果により再検討される事になりました。活用出来る枠は200万円で、未だ申請受付開始前という時期です。1,350億円の補助金が直ぐに枯渇する事もないでしょうから、慌てずじっくりいきましょう。
 今回、お客様の内窓設置を後押ししたのは間違いなく窓リノベ24です。しかしながら、お客様は元々寒さを得意とされていませんでした。設置対象も浴室・脱衣所の極寒ツートップと開口面積の大きい和室と寝室の掃出しです。
 和室においては、開口部により生じる熱損失を補う努力をされていました。内障子にプラダンを貼られていたのです。子供が好きな食べ物ではありません それはグラタンです。人気のバスケ漫画ではありません それはスラダンです。イタリアの高級ブランドではありません それはプラダです。と、いい加減にしないとクビが危ういので本題に戻ります。
 プラダンとはざっくりプラスチック製の段ボールです。段ボールと同じく板状で断面は中空です。プラスチックの素材には沢山あって、名称の後に略号が併記されています。ポリエチレン(PE)・ポリスチレン(PS)、塩ビという呼び方をされるポリ塩化ビニル(PVC)・ペットボトルでお馴染みのポリエチレンテレフタレート(PET)・ABSってよく目にしますがアクリロニトリルブタジエンスチレン何て名称だったとは。プラダンの素材はご存知の方も多いポリプロピレン(PP)です。段ボールの手掛けに二本掛かっているのはPPバンドが多いのではないでしょうか?優れた素材で紫外線を苦手とするなど弱点はそれ程多くありません。断熱性もあるのでこちらを内障子に貼り付けて、熱損失に抗われていたのです。

 ということで、出窓二箇所は選外となったものの、四箇所はご用命して頂けました。所定の手順を済ませて発注を掛けたところ、幸い未だ申請受付開始前の為、発注後実質二週間ほどでの製品入荷となりました。
 入荷後二日目の早朝から、少し距離のあるお客様宅へと出発しました。毎朝日課としているお茶出しが出来なかったのが、唯一心残りです。
 到着後は礼節を重んじて挨拶を済ませると、始業前点検・清掃を励行し、養生及び資材の準備を整えたら、待ち構える外窓と相対します。
 和室の外窓にとっては、長年連れ添った相棒の内障子と今日でお別れとなります。内障子が歩み続けた敷居・鴨居の4・7ミゾが、樹脂材で埋められていきます。万感の想いを胸に内障子は去って行くのでした。
 振り返ってばかりもいられません。きちんと前を向いて、ニューパートナーを迎え入れます。今回の相棒は、掃出しの大きい障子をしっかりと支えてくれる耐久性抜群のアルミレールです。また、15ミリの立上りを緩和する為に、下枠の手前にアタッチメントを取付けます。このアタッチメントが畳に掛からない様に、その分チリ寸法を大きく取らねばなりません。
 枠を固定する為のビス締める前には、チリ寸法を確認して固定位置を決めると、錐で下穴を開けます。木割れ・ビス折れ・固定位置ズレ防止の為、下穴は必須です。

 手間・暇惜しまず作業した結果は、仕上りという形のご褒美として帰ってきてくれます。作業終了後の確認・片付け・清掃・お引渡し時の説明及びご挨拶を済ませて、いつもより少し長い帰路に就きました。
 今回も大変お世話になりました。未だ三月、朝晩は冷え込みますのでインプラスの効果を体感して頂けると思います。今回見送られた出窓二箇所、ゆっくりとご検討下さい。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

框を貫通 アナと軸の錠

今回は、玄関と勝手口の引戸錠取替のお話です。 Let it go❣

 こちらのお宅では、昨年九月に ”玄関引戸の動きが悪いので見に来て欲しい” とのご連絡を頂き、アルナ工機というメーカーのサッシの戸車を取替させて頂きました。
 年も明けて早くも二月のある日、同じお客様から今度は ”玄関引戸の内締錠がなかなか解錠出来ない。何か起こってもすぐに逃げられない” と、人命にも関わりそうなお電話を頂き、早速錠前の状況を確認する為に、お宅にお邪魔しました。
 戸車取替の際の履歴から、玄関サッシのスペックはわかっていましたが、到着後に伺ったご要望は少し増えていて、 ”こちらも調子が悪いから” と、勝手口の店舗引戸錠取替もオーダーメニューに加わりました。

 帰社して精査したところ、双方共に取付けてから年数が経っているので、純正品の錠前は流通していませんでした。しかも残念なことに、加工することなく取付けられる代替の錠前がありませんでした。
 錠前は外付けではなく、外障子と内障子の框の召合せ部分に貫通穴を開けて取付けます。障子の厚みや障子と障子の芯々寸法などによっても、取付け可能な錠前は限られてきます。
 新規取付の場合は、当然新規の障子が提供している純正品なのでこんな苦労もないのですが、取替となると話は別です。既存の貫通穴に合致するものが無い場合、出来るだけそれに近い、加工が少なくて済む代替品を探します。
 何とかそれぞれの代替品を探し当てて、加工手間も含めたお見積金額をご提示し、取替依頼を受けました。

 代替品は在庫の汎用品で、納期は必要ありませんでした。注文して代替品が入荷するまでの間に、不測の事態でも起きてしまうことだってありますから、早いに越したことはありません。
 取替に際しては、加工ミスはご法度です。障子を建て込んだ状態で、既設錠前の取付位置を入念にチェックします。その後、既設錠前を取外し労いの言葉をかけると、障子とのお別れです。郷愁に浸ってばかりもいられません。新設の錠前を取付ける為に、内外障子框の召合せ部分の貫通穴を拡げなければなりません。穴を切り拡げる位置を慎重に、何度も確認します。
 ここでいよいよディスクグラインダーの登場です。使い続ける為にはディスクの取替が必須で、研削砥石の資格保持者でなければ取替出来ません。資格が必要なのは、作業に危険を伴うからです。詳細な位置・寸法を確認する為に、建て込んだ状態だった障子を外し、飼木・養生をして寝かせると、動かない様にクランプで固定してから工具を手にします。何てったって、安全第一 ですから。
 慎重且つ丁寧に作業を進めたお陰もあって、玄関・勝手口の障子共に新しい伴侶となる錠前を、快く受け入れてくれました。

 貫通穴を拡げる作業はミスが許されないという緊張感もあって、精神的負荷の大きいものとなりました。それでも、調整しながら取付けて、開閉がズムーズになったのを確認したら、何だか疲れも吹っ飛んだような心持になりました。
 取替後、お客様に動作確認をしてまらったのですが、ガチャガチャと鍵穴を探る煩わしさから解放され、とても喜んで頂けました。
 今回も、大変お世話になりました。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

🎼 冬が去る前に もう二度とあの部屋に 入りたくない な~んて部屋のマドに 補助金使ってインプラス

昨年は二回窓リノベ補助金を活用されたお宅で、今年も有難く補助金を活用して内窓を設置しました。

 昨年度の補助金は12月で終了しましたが、年も明けて再び、手つかずの200万円の枠になりました。これを活用しない手はない ということで、通算三回目となる補助金申請のお手伝いをさせて頂くことになりました。
 こちらのお宅では、昨年四月と八月に各二つずつ計四つの窓にインプラスを設置させて頂きました。断熱性や結露抑制、防音効果や気密性向上、紫外線対策や防犯性アップなど様々な長所について、既に実感されていました。
 昨年のクリスマスに気持ちeキャンペーン応募の件でお伺いした際に、新しく始まる補助金活用を決断されていました。年が明けたらまたお願いします というご依頼を頂いていたので、年も改まった一月、お宅を訪ねてみました。

 前二回は居室とトイレの各二箇所にインプラスを取付けましたが、今回は広縁の四枚建掃出しと欄間、廊下の二枚建掃出しと欄間、脱衣所の開き窓の計六箇所が対象です。
 広縁については、その見事な眺望に自然と心が癒されて、施工事例などどうでもいいや と、しばらく見とれてしまいます。決して、ボーッとしている訳ではありませんので、そこのところは一つ おサッシ 下さい。広い空間で天井高も高ければ、サーキュレーションファンでもない限り、エアコンの恩恵が薄れてしまいます。内窓を付ける事により、断熱性や気密性の向上が期待出来ます。
 廊下については通常非空調エリアとなっていて、24時間換気の換気経路に入っていれば、二次的にようやく排気の恩恵を授かることが出来る程度です。
 脱衣所に関しても、ファンヒーターなどのスポット空調的な対処が一般的なので、内窓設置にによる開口部への効果は十分見込めます。
 前二回同様見積書と補助金試算をお伝えして、ご用命頂くことが出来ました。

 前二回は窓だったので支障は生じなかったのですが、今回は掃出しが二箇所あり、設置する為の木下地工事を必要としました。施工前写真の三枚目を見て頂けるとご理解出来るのではないかと思います。内窓設置用に塗装した木下地を入れていますが、下枠の右と左では明らかに厚さが異なります。そうです 床に不陸が生じているのです。内観左を基準点とした場合、内観右は40mmほど下がっています。キチンと陸を出す為には、床を全てやり替える必要があります。お客様とのご相談の上、サッシの下枠部分で不陸を調整することになりました。お客様の声に載せている写真でもお判り頂けるとおもいますが、床に段差は生じるものの、内窓のレール部分は陸が出ているので、障子の開閉には支障がありません。内窓設置前の木下地の造作に時間を要しましたが、内窓設置は無事終えることが出来ました。

 床の不陸の件もあり、取付け出来るか心配されていましたが、内窓がちゃんと設置され、開閉に支障が無い事を確認されて、お客様も大変喜ばれていました。
 そういえば、この事例のネタ聞き込み中に大き目の小耳に挟んだのですが、こちらのお客様 何と大人気の先生との事で、教えて頂く際には抽選があり、選外の場合ご指導頂けないほどとの事でした。機会が御座いましたら、是非一度ご指導頂きたいと存じます。
 昨年に続き、今回も大変お世話になりました。補助金上限の200万円には、未だ充分に余裕がありますので、他の工事もご検討下さい。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

内窓二つと洋式便器一つ下さい リノベエコEセットがお一つですね ご一緒に玄関ドアはいかがですか❓

今回は内窓設置と便器取替のトイレリフォーム案件のご紹介です。

 こちらのお宅は、昨年の九月にもお世話になっておりました。一階トイレのリフォームです。便器取替に伴い、床のクッションフロアーも張替えました。便器はLIXILさんのキャビネット付リフォレを設置しました。便器取替に際して電源が必要となった為、併せて電気配線工事を行ない、コンセントも新設していました。
 今回は二階トイレの便器取替ということでお声が掛かりました。お勧めの便器についてご説明する際に、三月末頃から申請受付開始予定の補助金についてご案内しました。便器取替だけでは補助対象となりませんが、同時に内窓を設置する事で条件を満たせば、窓リノベ24や子育てエコの補助金が活用できる旨を伝えてお勧めしたのです。補助金が出るのであれば ということで、とりあえずは見積をさせて頂くことになりました。

 内窓設置の対象ですが、当初の見積時点では二階のトイレと一階の大小トイレ、脱衣所の外窓でした。これに玄関と廊下、お風呂とキッチンに収納スペースを加えると空調対象から仲間外れにされた部屋をほぼ網羅出来ます。
 見積に際しては、掛かる費用と補助予定額の双方を算出し、プレゼンテーションの際に実質負担額を顕在化させます。昨年に比べると補助率が下がりましたが、製品価格が高目のカバー工法の外窓交換や、はつった後の補修を伴う外窓交換に比べれば、内窓設置に掛かる手出しは少額に抑えることが出来ます。あくまでも健全な外窓・躯体であることが前提ではありますが。
 見積書と補助金試算書を見られて、すぐに補助率の高さについてはご理解して頂けました。但し、便器の取替費用もそれなりに掛かるので、今回は一階小トイレと不思議ではありますが今回便器を取替える二階トイレの内窓設置は見送られました。それでも、昨年便器を取替済みの一階大トイレと脱衣所合わせて二箇所の内窓設置により、窓リノベ24の申請下限額五万円はクリアするので、便器交換についても子育てエコの申請が可能となります。

 発注前には製品色やガラスの種類等を再確認し、念には念を ということで、内窓設置箇所についてはもう一度採寸を行ないました。弊社で励行している三回チェックというやつです。
 現在のところ未だ申請受付開始前なので、発注から実質二週間ほどで製品は入荷しています。朝早くに入荷したばかりの製品をトラックに積んで、お客様宅へと出発します。
 到着するとお客様に一声かけてから準備を整えます。補助金申請に必要となるので施工前後の写真撮影はMUSTです。
 取付ける際には窓枠の見込を確認し、内窓の枠からのチリ寸法を決めます。取付けに使用するビスに適合したビットを手にして摩耗していないかを確認します。ビスを締め付ける際には設定したチリ寸法からズレない様に慎重に作業します。取付後は外窓のクレセントが内窓の障子に干渉していないことも確認します。

 取付後に調整・確認作業を済ませると、施工後の写真撮影を行ない、片付け・清掃の後にお客様にご挨拶をしてお宅を後にします。
 今回の工事では見送られましたが、今年度の補助金申請受付は未だ始まってさえいません。上限は200万円ですので、設置されたお部屋での効果を見極めて頂き、二階トイレとお風呂についても、ゆっくりとご検討下さい。
 今回も大変お世話になりました。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。