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ど~あ い~から はよ開きな

こちらのお宅では、以前目隠し可動ルーバーと人工木デッキ工事でお世話になっていて、工事の際に玄関ドアの取替もお勧めしていました。
当時はデッキ工事の出費もあり、少し懐具合が回復してから、と見送られました。
まだ取替を急がなければならない程の状態でもなかったので、時機を見て声を掛けて頂けるようお伝えしていました。
直ちに取替をお勧めすべきかどうかは、製品の状態と共に、お客様のお財布事情も大切な要素となります。
その後、十分な検討を重ねられ、ようやくお声が掛かりました。

機は熟した、ということで早速お宅にお邪魔して断熱性やデザインなども含めてご要望を伺いし、速やかに見積書を提出、そう迷われることもなくGOサインを頂きました。
今回は断熱仕様K4をご採用です。比較的温暖な九州地方では高断熱仕様や断熱仕様K2を選ばれることは稀で、予算との兼ね合いでアルミ仕様を選ばれる事も少なくないのが実情です。
確かに2050年問題を考えれば、高断熱仕様を提案すべきでしょうが、その場合は玄関だけではなく、建物全体を見て検討する必要があるのではないでしょうか?昔、受験勉強の際によく聞いたラジオ講座(英語)で ”木を見て森を見よ”と説かれていたのが懐かしい限りです。

製品が決まり発注をかけると、後はかかる納期にもどかしさを覚えます。リフォーム対象商品であるカバー工法は、施工性等も含めて優等生ですが唯一の欠点は特注の為に納期がかかってしまう点です。物事全てにおいて一長一短ありますから、ないものねだりはこの辺にして。
製品さえ手に入ればこっちのもんです。日の出とともに現れて、落陽と共に去っていく位の速さで工事は無事一日で終了です。

前に付いていた玄関ドアもそうイタんではいなかったのですが、日進月歩、日々進化していく製品はハンドル一つとっても違っていて、進撃のドアに大変満足されていました。
待って頂いた甲斐がありました! と担当者。
それではまた、別の何処かで。

目隠しにもなって、風も通せて採光! ってどんだけ欲張り?

別に悪いことをしている訳でもないのに何となく視線が気になる事ってありますよね⁈特に女性の方ともなると、浴室・脱衣室・更衣室など様々な場所が変質者のターゲットとされ、トイレもその一つです。性別を問わず、トイレ位は落ち着いてゆっくり使用したいものです。
今回は女子トイレの窓に影が映ると不安を感じるのでどうにかならないか というお問合せを頂き現地に赴きました。

早速対象の窓を見せて頂くと型板硝子が使われているものの、サッシ廻りに遮蔽物は無く、影が映れば不安を覚えるのも無理からぬ事です。
近くに配管が走っているものの、サッシとの離隔は十分にありました。サッシ本来の採光・通風の機能を損なうことなく、必要に応じて遮蔽可能な目隠し可動ルーバーをお勧めし、採用して頂きました。
科学の進歩はすごいもので、ルーバーの角度も従来の90度から130度までアップしていて、夏は日射を遮り、冬は日差しを取り入れることで空調費が削減できます。また、今回のように間口が大きくない場合は中間の方立を建てずに済むので見た目もスッキリとしています。

防犯上も、サッシ枠とルーバーの隙間を小さく調整できるので安心です。
開閉も、室内側レバーで簡単に操作できるので、ストレスフリーです。
取付けに要する時間も30分程度で、工事終了迄にお待ち頂く時間もわずかです。

設置工事完了後、お客様に御確認頂いたのですが、”こんな便利なものがあるのか?”と感嘆の一声。こらえきれずに少し笑みがこぼれてしまう担当者でした。
ではでは、また次の工事で。

これでド玄関? ばさら良か!

玄関引戸の調子が悪いから見に来て欲しいというお電話を頂き、訪問時間を調整後、早速お宅を訪ねてみました。
歴史を感じさせるたたずまいで、経年によるイタみも生じており、調整や部品交換の対応では長続きしないのが明らかだったため、お客様に現状を詳しく説明した上で、玄関廻りの躯体補修と玄関引戸の取替をお勧めしました。

壁をイジるのであれば外壁全体の張替えを提案すべきですが、今後このお宅にどの様に住まわれるか等をお伺いし、玄関引戸廻りの躯体補修の後に既存枠の上から新設枠を被せるカバー工法を提案しました。最初は費用の点を心配されていましたが、サッシ廻りからの隙間風や施錠への不安、さらには台風シーズンの安全性等を考えれば、そう高くもないと納得して頂けました。
玄関の場合、居住者や来訪者が出入りする度にその人数分だけ開閉を繰り返します。建屋内の建具とは異なり、雨風・天日にさらされ、内外の温度差という過酷な条件下で、日々住まいの顔として住人の生活を守り続けています。
人に寿命があるのと等しく物にも標準使用期限が存在します。

お役御免となった玄関引戸に今日までの謝意を告げると新しいサッシの取付けです。
今回は建ち・陸の狂いをカバーすべく、見付が大きい額縁でメイクします。見付を大きくする事によって意匠的にもどっしり感が増します。
障子も硝子をしっかり守ってくれそうな縦格子で、台風が来ても怯えなくて済みそうです。
施錠・解錠も今までとは比較にならない程スムーズで、防犯性もアップして取付終了です。

あまりの使い勝手の良さに、お客様にもご満足頂けたご様子で”もっと早く思い立てば良かった”と一言。この言葉を耳にする度にお勧めして良かったとホッと安堵する担当者でした。
それではまた、別の工事でお会いしましょう。

ぐっじょぶ カバー後方

こちらの建物には二箇所の勝手口ドアが付いていましたが、設置場所が風の回廊となっていて、強風時にはドアがバタつき、丁番やストライク・ラッチが悲鳴を上げる程でした。
これまでは調整や修理・部品交換でしのいできましたが、流石に今回はもう青色吐息の状態で、本体取替の提案一択のみでした。”今まで相当しんどかったでしょうに、今日までよく持ちこたえてくれました。どうかゆっくりと休んで下さい”と鎮魂歌でお別れを告げました。


壁をイジると補修に手間・暇がかかるので、取替にはカバー工法を提案し、採用して頂きました。
カバー工法は、文字通り既存の枠を取り外す事なく、包んで覆いかぶせる工法です。判断基準としては、取り付ける躯体自体が健全で、外壁の意匠性を変える必要が無ければ、カバー工法は適した工法と云えるでしょう。躯体を信頼できなかったり、外壁をやり替えるのであれば、迷う事なく枠ごと撤去して取替えるべきです。
ケースバイケースで、歯に衣着せぬ物言いは無用な軋轢を生みますし、公表しなかったが為に事実隠蔽と手厳しく叩かれてしまう企業もあります。なかなか難しいところではありますが、時と場合によるので、慎重な判断が求められます。

工事内容はとても明快で、既存扉本体を取外して戸当りを撤去し、アングルを取付けて扉本体を吊り込みます。建付・ドアクローザーの調整を済ませれば終了です。実際には工事にとりかかる前に養生をしたり、工事終了後には清掃を済ませて養生を撤去するなど多々ありますが、実作業自体はとてもシンプルで、建付や最後の微調整といった所に、施工者の技術力が顕著に現れます。
今回も良い職人さんに恵まれたお陰で、何事もなく、勝手口ドア二箇所の交換を終えることが出来ました。

今回ドアクローザーにはバックチェック機能が優れた製品を採用しました。この機能は強風などで勝手にドアが開くのを防止するもので、この機能が作動すると、制御区間内では油圧の働きによってドアの動きが重くなります。
お客様には引き渡しの際に”完全に風の影響をなくすことは難しいですが、調整も重めにして少しでも影響を緩和出来れば”とご説明したところ、安堵の様子が見てとれたので、ようやく肩の荷が下りたような気がしました。

無憂樹 沙羅双樹 菩提樹

お釈迦様がその下で悟りを開いたとされる聖木シューベルトの連作歌曲集「冬の旅」の中で最も有名な第5曲のタイトル(Der Lindenbaum)でもある菩提樹は、トステムの玄関引戸として昭和58年華麗にデビューを飾り、障子のデザインやカラーバリエーションは減りましたが、現在でも第一線で走り続けています。

築年数50年超の今回のお宅の玄関は、最近ではあまり見られなくなった木製引戸で、永年住まいを守り続けてきた風格を感じます。取替えてしまうのは惜しい気もしますが、足元には10cm程の段差があり、開閉にも支障が生じ始めていたのでお施主様には思い入れを振り切って頂きました。

今回の工事では、下枠埋け込みの為、サンダーを入れてハツリ取る必要があり、屋内で粉塵が浮遊しない様に、シートで養生後、サンダーが吐き散らす粉塵を集塵機から伸ばしたホースで呑み込みました。その後、組上げたサッシ枠を建込み、建ち・陸を確認したら、下枠の周囲をモルタルで補修します。
カバー工法ではなく、ハツリと補修作業が必要だった為、1日で終わりませんでしたが、手間ひまかかった分、申し分のない仕上りとなりました。

工事後、和風住宅に合う伝統的な格子を生かした”菩提樹”はまるで、永年そこに居たかのように、違和感なくとけ込み、ぴったりとハマり過ぎで、お施主様もあまりの違和感のなさに不思議さを覚えずにいられなかったそうです。